【11・12月号掲載】【アメフト】パス、ラン自在の司令塔 西野航輝(社会・3年)

 今季のファイターズの攻撃の中心は万能だ。ラン、パスを絶妙に使い分け相手を手玉に取る。「ランやロングパスには自信がある」。自らの特長を全面に出し、攻撃を引っ張る。〈関連記事6面〉

 ラン獲得ヤード数314、パス成功率77.4%はいずれも1部リーグのQBの中でトップ(第6節終了時点)。正確なパスと機を見たランプレーが持ち味だ。第3節の京都大戦ではランで130ヤードを稼ぎ、TDもマーク。パスだけでなく自ら得点を決めるなど攻撃をけん引する。

 春季はQB光藤航哉(経済・3年)の控え。しかし秋のリーグ戦で出番を得ると結果を残し続け、レギュラーの座を奪い取った。鳥内監督も「思った以上にやってくれている。最近は安定感も増してきた」と舌を巻く。

 次節は最大のライバル立命館大との優勝決定戦。「タフな精神力を持って、自分が相手を崩していきたい」と闘志を燃やす。関学大の連覇は背番号18に委ねられた。