
ミーティング中のメンバーら (提供=サンダーシビリングス)
【9・10月号掲載】街中に学生を 学生がイベント企画
学生団体「サンダーシビリングス」は三田市の街中に学生の交流拠点を作ろうと活動している。8月に三田駅前のブックカフェでビブリオバトル(書評合戦)を開催。さまざまなイベントを企画し、市の活性化を狙う。
関西学院大生と兵庫県立大の学生8人で構成され、市が主催した「学生のまちづくりワークショップ」から発足した。市内の施設や店を学生にもっと利用してもらおうと、駅前の店などに企画を持ち寄り、イベントを開く。
ビブリオバトルにはメンバー5人の他、三田市出身の学生3人も参加。「最も感銘を受けた本」というテーマで各人がさまざまな本を紹介。一番面白かった場面について質問が飛ぶなど議論を交わした。メンバーの森松利浩さん(総政・3年)は「自分が読んで感じた気持ちを、口に出して伝える難しさを感じた」と振り返った。
今年のクリスマスには三田駅前の喫茶店で関学大の音楽サークルを招き、演奏会を開くなど活動の頻度を増やす考えだ。森松さんは「これからイベントの数を増やしていき、学生が三田の街中に出てくるようにしていきたい」と語った。