【写真】商品を紹介する須原千晴さん(6月19日撮影)
【7月号掲載】フェアトレード商品 生協で 学内サークルが企画

 国際協力サークル「Fair Trade FROM」が神戸三田キャンパスの生協で、フェアトレードの有機栽培商品を販売している。販売期間は毎年春学期と秋学期。

 フェアトレードは、発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で取引することで生産者の生活を支える仕組み。FROMという団体名にはフェアトレードの重要性を、同キャンパスから発信できればという意味が込められている。

 約10年前に発足し、現在は総合政策学部の1〜3年生6人が在籍している。生協や学祭での商品販売のほか、高校への出張授業、途上国の子どもの給食費を支援する活動もしている。

 現在生協で販売しているのは、ペルーやボリビアのカカオ豆を使ったチョコレート、オーガニックのミックスジュースやリップクリーム。以前はドライマンゴーも売っていたが現在は売り切れ。価格は216〜648円(税込み)で、7月の下旬ごろに販売を終了する予定だ。

 FROMの代表を務める須原千晴さん(3年)は「三田キャンパスだけではなく、他のキャンパスからもフェアトレードを推進できるように、活動を続けていきたい。そして、多くの人に関心を持ってほしい」と笑顔で話した。