【陸上】関学大多田が9秒94 男子100メートル、追い風参考

 日本学生陸上競技連合の発表によると、10日にShonan BMW スタジアム平塚(神奈川県平塚市)で開かれた日本学生個人選手権の男子100メートル準決勝1組で、関学大の多田修平が9秒94を記録した。追い風4.5メートルで参考記録(2.0メートルまでが正式記録)ながら、日本人が国内大会で9秒台を記録するのは各紙報道によると初めて。

 多田は決勝でも10秒08(正式記録)で走り、優勝した。

 現在の日本学生記録は東洋大の桐生祥秀が昨年の同大会で出した10秒01。

 多田は今年5月に開かれた関西学生対校選手権の100メートル決勝でも、大会新記録の10秒22をマークするなど好調を維持していた。関学大陸上競技部のウェブサイトによると、多田は法学部3年、大阪桐蔭高出身。【新貝卓丸】