【3・4月号掲載】コラム 心月記
春は別れの季節。今まで世話をしてもらった先輩は活躍の場を移し、旅立っていく。惜別の念を抱きながら、先輩たちの背中を見送った私は今、せわしない日々を過ごしている▼アルバイト先では2年間共に働いてきた先輩がこの春就職。バイトリーダーとも呼べる先輩の離脱は職場にとって大きな痛手に。穴を埋めるべく出勤時間は増加の一途をたどる。小紙編集部でも先輩が引退。困ったときに助けてくれる存在はもういない。残された私に多くの業務が重くのしかかる▼困難だと感じることはもちろんある。けれども嘆いていても何も変わらない。むしろ忙殺される日々を肯定的に捉えてみる方が楽だと学んだ。「こんな経験ができているのは自分だけじゃないか」と気楽に考えている方が好転しそうな気がする。前向きな姿勢を持つことで物事の見方は変えていけるのではないか▼この先、幾度となく困難な試練が私を待ち受けているだろう。ただどれだけ大きな試練に直面しようとも忘れてはいけないのは「プラス思考」だと思う。悩み続けるよりも、開き直ってみた方が乗り越えられそうな気がする。「どうせ」を「きっと」に。そう心掛けながら今日も奔走する。