【写真】甲子園ボウルでトロフィーを掲げ撮影に応じるファイターズの選手ら(12月18日阪神甲子園球場で 撮影=後藤瑞波)
【1月号掲載】【アメフト】2年ぶり学生王者に

 2年ぶりに関西王者に返り咲いた関西学院大は、昨年12月18日に阪神甲子園球場で行われた甲子園ボウルに出場した。関学は終始安定した攻撃を見せ、31 14で東日本代表の早稲田大に勝ち、学生王者を奪還した。

 第1Q序盤は均衡が続くもQB伊豆がTDを奪い、流れを引き寄せる。鳥内監督は「第1Qの早い段階で打開策を見つけることができて良かった」と振り返る。

 その後同点に追い付かれるも、第2QにインターセプトリターンTDを決めるなど関学が大きく突き放す。第3Q、相手にTDを許すも、第4Qでダメ押しのTDを決め勝負あり。早大に勝利し、2年ぶりにライスボウル出場権を得た。

 甲子園ボウルで優勝した関学は、1月3日に東京ドームで行われたライスボウルに出場。1年間目標としてきた打倒社会人を果たすべく挑んだが、壁は高く13 30で富士通に屈した。

 開始早々から相手にペースを握られ、先制を許す。関学は積極的にランで攻め込むが相手の集まりが早く、逆に後退してしまう。

 20点差で迎えた後半。関学が意地を見せる。ダウン更新を重ねて相手ゴール前まで迫り、ついにTD。第4QでもTDを奪うが、反撃もここまで。15年ぶりの日本一を逃した。

 主将のLB山岸(商・4年)は「勝負どころはたくさんあったが、決めることができなかった」と悔しさをにじませた。