上ケ原キャンパスのシンボル 時計台 (撮影=志水裕美)、三田キャンパスの食堂が入った建物 (撮影=志水裕美)
【3月号掲載】特集 個性が光る3キャンパス それぞれの魅力をご紹介
  • 出稿日:2016年4月2日

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  • 【志水裕美、新貝卓丸、谷村将生】

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  • 総合, 関学

 関西学院大は学部が設置されているキャンパスとしては上ケ原、聖和、神戸三田の三つが設置されている。ここでは各キャンパスの特徴を紹介し、その実態に迫る。

時計台と広がる中央芝生 西宮上ケ原キャンパス

 上ケ原キャンパスは八つの学部が集まる関西学院大のメインキャンパス。三つあるキャンパスの中では最大になる。中でも時計台と中央芝生は関学のシンボルとして知られている。時計台は国の登録有形文化財に指定されていて、歴史的にも重要な建造物だ。内部は博物館になっていて、一般公開されている。大学にはめずらしい広い中央芝生があり、夕方になると近所の住人が散歩に来ることもある。また、キャンパス内にはさまざまな場所がある。例えばトレーニングセンター、通称トレセンは、ことしから新たに総合体育館に移設し、体育館として関西最大級となった。体育会系の人はもちろん、他の関学生も運動をするために気軽に利用している。日本庭園は西洋の雰囲気が漂うキャンパス内で、唯一和を感じられる場所だ。小さなため池や、桜の木がある。G号館の「グローバルラウンジ」では、たくさんの留学生と交流を深められる。キリスト教主義による教育理念を掲げている大学のため、中には礼拝堂がありキリスト教行事やコンサートに使用されることもある。

また、飲食店も他のキャンパスと比べて多い。学生食堂だけでなく、三田屋やケンタッキー、松屋など世間で認知度が高い店が数多くあり、関学限定のメニューや特別価格で食事を楽しめる。

 夏には総合関関戦、秋には学園祭、冬にはプロジェクションマッピングなどのクリスマス行事が行われるなど、学生が活躍する姿を見ることができるのも、上ケ原キャンパスの魅力だ。

理系学部がそろう 神戸三田キャンパス

 神戸三田キャンパスは1995年に設立された。他キャンパスと比べて比較的新しい建物で内装は近代的で清潔。また、正門正面から見えるアーチは神戸三田キャンパスのシンボルとして広く親しまれている。

 同キャンパスには総合政策学部と理工学部が置かれ、約4500人の学生が在籍している。また、自然豊かな場所に位置していて、緑が多く、晴れた日の夜には星空が広がる。

 街から外れたところに位置しているということもあり、キャンパスへの交通の便が悪い。最寄り駅である新三田駅からバスで30分ほど乗車して通学するが、バスの便が少なく、特に雨の日は非常に混雑する。不便だが、近くには神戸三田アウトレット、三田駅前は阪急百貨店や飲食店もたくさんあり、充実している。

 理工学部1年の学生に神戸三田キャンパスについて尋ねると、芝生が広がる「CentralGardenと図書館が気に入っている。食堂では期間限定メニューが人気」とさまざまな特徴を語った。

子どもたちの声が響く 西宮聖和キャンパス

 関西学院大の中で最も小さいのが聖和キャンパス。上ケ原キャンパスから歩いていけるほど近く、上ケ原の学生と交流する人も多い。

 教育学部のみで、約1500人の学生が通っていて、理科教室や家庭科教室など教育学部ならではの設備も整っている。以前は宣教師館として利用され、西宮市の都市観形成建築物に指定されている「ゲーンズハウス」など価値の高い建物もある。

 学生や研究者が研究するための体験型資料施設である「おもちゃとえほんのへや」では、約1万4000点の絵本や紙芝居、約1400点の海外製や木製のおもちゃがそろっている。

 食堂では現金をチャージして使う生協カードが使えず、不便に思うことも。さらに、食堂と生協が一つずつしかないため、昼休憩にはかなり混雑する。しかし、メニューは豊富で、中でもオムライスが人気。半熟卵の上に本格的なデミグラスソースやホワイトソースがかかっている。

 関西学院聖和幼稚園が聖和乳幼児保育センターが隣接し、学生が実習のために行き来している。キャンパス内に子どもが遊びにくることが多く、聖和の学生は一緒に遊ぶなど普段から教育学部生ならではの充実した時間を過ごしている。

編集後記

 「スパニッシュ・ミッション・スタイル」の建造物が並ぶ関西学院大。歴史的にも重要で洋風な校舎は創立以来変わることなく現代まで景観を保ってきた。

 さらに、学生が主体的に活動できる空間や施設が多く設けられている。在学生も知らないキャンパスの魅力がたくさんあるかもしれない。

 新たな学生生活が始まる4月。自らが通うキャンパスを知ることで、新入生はより良い大学生活のスタートを切り、在学生は今まで以上に充実したキャンパスライフとなるだろう。さまざまな魅力が溢れるキャンパスで自分なりの大学生活を送ってほしい。