【1月号掲載】サッカー全国優勝

悲願の4冠達成

第64回全日本大学サッカー選手権の決勝戦が昨年12月19日、浦和駒場スタジアム(埼玉県さいたま市)で行われ、関西学院大が阪南大を4—0で下し、念願の初優勝を果たした。

 

関学は関西選手権、関西リーグ、総理大臣杯に続き今季の大学サッカーにおける全てのタイトルを獲得し、大阪商業大以来30年ぶりとなる4冠を達成。大会優秀選手も、GK上田、DF米原、MF森俊、FW出岡が受賞し、さらにMVPには主将のDF井筒が受賞するなど個人タイトルも総なめにした。

30大会ぶりに関西対決となったインカレ決勝。試合の序盤こそ、阪南大にペースを握られるも、累積警告で出場停止処分を受けているエースFW呉屋の代わりに1トップに入ったFW出岡が爆発。前半のうちにハットトリックを達成。さらに守備の面でもMVPに選ばれたDF井筒を中心に最後まで阪南大の攻撃を無失点に抑えた。

昨季のインカレは決勝で流通経済大に0—1と惜敗し、初の日本一まであと一歩と迫りながらも準優勝で終わった関学。「決勝で負けるのがこんなに悔しいということを学んだ」と成山監督も話す通り、雪辱を誓った今季は1年間、インカレでの優勝を目標にしてきた。

「最初から優勝するつもりで戦わないと優勝はできない」と井筒。昨季の悔しさをバネに関西のライバルを攻守両面で圧倒した関学が、悲願の日本一を手にした。

 

サッカーネトアプ2