関学とJICA 連携
スリランカの子どもに体育を

関西学院大と独立行政法人国際協力機構(以下JICA)が、スリランカでのボランティア事業で連携していく署名を1月に行った。

ボランティア事業のプログラムはスリランカの児童の体力増進を目的としたもの。2016年度4月から開始し、2年間実施の予定だ。プログラムには3人の学生と1人の職員が派遣され、派遣期間は学生が約5カ月間、職員が約1年間となっている。派遣された学生は、ホームステイをしながら現地語の勉強を行う。その後現地の子どもたちに体育の授業を行い、体力づくりの基礎やスポーツについてなど日本で行っていることを教えていく。基本的に一つの地域に学生1人で派遣されるため、タフさが求められる。

今回のプログラムは13年度から14年度に行われていたスリランカ派遣を引き継ぐものだ。秋学期の5カ月間に体育が得意な学生3人をスリランカへ派遣し、2年間で6人の学生が参加。

12年度に文部科学省グローバル人材育成推進事業に選ばれ、JICAから関学へ山田好一教授が出向されたのがプログラム開始のきっかけとなった。JICAは大学との連携を強化しようとしている時期だった。ボランティア事業を拡大したい関学とタイミングが合い、今回のプログラムを進めるまでに発展した。JICAは大学への待遇や開発途上国における受入サポート態勢が整っているため、大学側が安心して学生を派遣できることも連携のメリットとなる。

グローバル人材育成推進事務室の丸山吏乃(りの)さんは「まだまだスポーツをしている人のプログラムへの認知度が低い。スポーツに興味がある人に届いてほしい」と話した。また、単位認定もあるためデメリットはないと強調した。

今回のプログラムは2年間の限定だが、終了後も連携を続けていきたいそうだ。留学に興味がある人だけではなく、あまり海外での活動や学びに縁のなかった学生が参加することが今後の目標となる。