震災チャペル20周年 祈りを未来の世代へ
阪神・淡路大震災記念合同チャペルが1月7日、ランバス記念礼拝堂で行われた。記念チャペルは1996年から毎年開催され、今年で20回目。
今年の式典の語り手は神学部の神田健次教授が担当した。式の中で神田教授は「関学生でも震災のことを経験していない、あるいは記憶にない人が多くなった。震災のことを伝え続ける大切さを感じる」と話した。震災では学生15人、教職員8人が死亡した。「震災は深い悲しみをもたらしたが、震災がきっかけでボランティア活動が活発になったのは一つの希望の印だと思う。当時学生は、いてもたってもいられない気持ちでボランティア活動に携わったが、スクールモットーの『Mastery for Service』を実行する形になった」と関学生を賞賛した。最後はハンドベルクワイアの学生がベルを鳴らして黙とうで式を締めくくった。