トライを目指すSO清水(中央右)(11月23日・宝が池球技場で 撮影=高橋和弘)
ラグビー部躍進

 ラグビー部が無傷の6連勝で全勝優勝に王手をかけている(11月27日現在)。残るは京産大との最終戦。アメフト部とのアベック優勝になれば57年ぶりの快挙だ。
 第6節はいまだ1敗で優勝の可能性を残していた同志社大との決戦。だが、前節で1年時から先発出場していたSH徳田(商・3年)が負傷。代役の山戸(社会・3年)が先制トライを決め、チームを勢いに乗せる。勢いそのまま攻撃の手を緩めることなく、後半21分にはCTB中井(経済・4年)がとどめのトライ。ゴールも確実に決めて26―0と相手を引き離し、勝利を確実にした。
 下馬評通りの躍進だった。支えているのはここまでリーグトップの得点を挙げる攻撃力だ。2012年U20代表に選ばれたPR井之上(社会・4年)やNO8徳永(商・4年)をはじめタレントが多くそろう。第6節ではここまでチームトップの得点を挙げていた徳田が欠場も、4つのトライを決めた。「誰が出ても良いプレーをしてくれる」と野中監督。総合力が高く、どこからでも得点を狙えるのがチームの強みだ。
 目標の全勝優勝まであと1勝。野中監督は「部員150人一丸となり、勝っていきたい」。歓喜は目の前まで迫っている。