タックルされ、ボールをこぼすCTB春山(10月23日・宝ケ池球技場で、撮影=秋山貴之)
必死の追い上げもあと一歩及ばず
関西大学ラグビーリーグ第4節
 あと一点。勝利の望みをかけたボールはポールの左へ。試合終了の笛に選手たちは肩を落とした。
  
 慣れない距離からのキックだった。普段、短い距離と長い距離でキッカーを代えていた関学。キッカーのFB小樋山は練習不足だと自分を責めた。それでも萩井コーチは「あの距離を狙ってくれたのは素晴らしかった」と大きなプレッシャーを背負いながらもPGを狙った勇気を称賛した。
 
 前半の点差を必死に追い上げた。前半に連続トライを許し突き放されるも、後半にWTB松延がトライ、さらにロスタイムのFL小原のトライで1点差まで詰め寄る。しかし、最後に狙った逆転のPGは無情にもポールの左へそれた。
 
 惜しい一敗だった。春先に60-7と大敗した相手に1点差まで詰め寄り、選手たちは成長の手応えを感じたようだ。「これをバネに伸びてってくれる」とコーチ。リーグ戦の後半へまだまだ成長を続ける。

●関西大学ラグビーAリーグ
 

関学  31 17-29 32

同志社

14-3