後半22分、NO8小原がトライ。小原は今季5試合連続のトライと、活躍が光る(11月20日・ユニバー記念競技場で、撮影=田ノ上幸起)
接戦制し、関西三連覇へ王手
関西大学ラグビーAリーグ第6節

 後半39分、同志社に5点差に詰め寄られるトライを許した。コンバージョンゴールをきっちりと決められ、3点差。もうこれ以上の失点は許されない状況。ロスタイムに入り、同志社のゲインを止めるべく、全員でディフェンス。PR幸田のタックルで相手がノッコン。なんとかリードを守り切った関学。ノーサイドの瞬間、フィフティーンは歓喜に沸いた。「最後まであきらめなかった。(みんな)今日は気持ちでラグビーしてくれた」と緑川主将は満面の笑みを浮かべた。
 
 「今日の勝利はOBとしても、本当に嬉しい」と話し、大崎監督は試合後、涙を流した。関西でも全国でも数々の記録を持つ、強豪同志社。その強豪相手に3年連続の勝利を果たした快挙は今後、関学の新しい歴史となる。
 
 次節は最終戦。相手はここまで無敗の天理大。春の練習試合では敗れた相手だが、チームは激闘の今シーズンを戦い抜いてきたことで確実に成長している。「ここまできたら(優勝を)取ってやろうと思う」と大崎監督。悲願の関西三連覇まで、残るはあと一勝だ。
【田ノ上幸起】
 
●関西大学ラグビーAリーグ第6節(11月20日・ユニバー記念競技場)

関 学 28 21-12 25

同志社

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