【写真】座談会で当時の思いを話す高井さん(中央左)と植松さん(撮影=伊崎春樹)
今の学生が伝える震災とは
「Lamp」関学で開催

「Lamp」とは、Link、action、memorial、 projectの頭文字をとったもの。震災から今までの過程でつくりあげられた「想い」や「つながり」を伝えていく活動として今年8月、関学ヒューマンサービスセンター前代表の齋藤晴香さん(文・3年)が立ち上げた。

 会場では震災当時の写真や震災を契機に生まれた団体の活動を、パネルにして紹介。同センターや神戸大の震災聞き語り調査会などが出展した。ワークショップでは、実際に震災が起きたことを想定し、学生らがそのときどんな行動を取るのかを話し合った。また、4日のキャンドルナイトで使用するキャンドルを作成した。

 震災で肉親を亡くした高井千珠(ちず)さん、植松秋(みのり)さんを招いての座談会も行われた。当時1歳半だった息子が旅立った高井さんは、「(震災で家族を亡くしたことで)何かしなくちゃいけないという思いがあった。それがストレスだった」などと震災後の心境を吐露。植松さんは齋藤さんらの活動に対し、「(震災を)誰かが伝えてくれているから、(遺族が)安心して忘れていられる」と述べた。

 座談会に参加した西宮市内で生まれ育ったという女子学生(2年)は「当時は幼く実感が無かったが、写真などを見て実感がわいた」と話した。