阪神大震災から14年目を迎えた今年も六甲台キャンパス慰霊碑前で、震災聞き語り調査会により「1.17」の竹灯籠に灯がともされた。【1月20日 神戸大NEWS NET=UNN】

 1月16日午後11時45分ごろ、「1.17」の竹灯籠に灯りがともされた。「ようやく灯がついたいう感じ。今年は天候にも恵まれている」と話した震災聞き語り調査会代表の堀靖幸さん(工学研究科修士・1年)は点灯のあと、安どの表情を見せた。その言葉通り、風は時折吹きつけるものの昨年のように雪が降ることもなかった。

 自身も被災による揺れを小学校3年生で経験したという堀さんの夢は「つぶれない街を作ること」。「震災でつぶれてしまった神戸の街を見て、『建物がつぶれなかったら人が死ぬこともない』と子供心ながら深く考えた。人の命を救えるような研究がしたいんです」と話す堀さん。大学生となり、聞き語り調査会の活動に参加した。「特にこの時期に震災について考えることもないです。常に考えてるから」と話した堀さんを含めた調査会のメンバーは、17日午前5時46分まで交代で夜を徹し、竹灯籠の灯が消えないように見守った。

 午前5時46分。調査会のメンバーは全員で黙とうを捧げた。「先輩方から受け継いだ活動を今年も続けられてよかった。(犠牲者の方々は)寒かっただろうし暗かったと思う。この竹灯籠の灯で安らかにお眠り下さいという気持ち。これから後輩たちにも聞き語り調査会の活動理念を継承してほしい」(堀さん)。阪神・淡路大震災から15年を迎える来年も「1.17」の灯は守られていく。

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