別府温泉の源泉100%の湯を堪能できる巨大温泉テントが、12月1日に開催されたBKC祭典に大分県別府市からやってきた。学園祭に温泉を設置するのは世界初。学生だけでなく家族連れなど約200人が温泉を楽しんだ。
今回の取り組みは、立命館大と別府市、別府市に位置する立命館アジア太平洋大の共同企画。若年層に実際に温泉に入ってもらい、別府温泉を宣伝することが狙いだ。
温泉テント内は女湯と男湯に仕切られ、それぞれに脱衣所と浴場を完備。入場料はタオル販売含み200円で、入浴は時間指定制で行われた。
当日は冬至が近いことから、ゆずの代わりに湯船に別府市の特産品「ザボン」が浮かべられた。ザボンは1玉約2キロで、柑橘類の王様と呼ばれる果物。浴場にはさわやかな匂いが広がっていた。
体験者からは「まさかここで温泉に入れるとは」「作り込みがしっかりしていた」などといった声が聞こえた。【二宮聡子】