京都水族館(下京区)で12月22日、立命館大学交響楽団約50人の生演奏によるイルカパフォーマンスが開催された。2018年に続き2回目のコラボレーション企画で、交響楽団はクリスマスソングや、京都水族館が通常のパフォーマンスで用いているオリジナルソングなど7曲を披露。生演奏と照明に合わせた特別パフォーマンスで、集まった約1000人を魅了した。
京都水族館は18年7月から劇場型イルカパフォーマンス「La・La・Fin CIRCUS(ラ・ラ・フィン サーカス)」を開催している。普段はパフォーマーのスペースサーカス団とトレーナーがイルカとともにストーリー仕立てのパフォーマンスを披露しているが、今回は内容を一部変更し、クリスマスにちなんだ特別演目を行った。
公演は「ラデツキー行進曲」から始まった。途中、「ルージュの伝言」ではパフォーマーが歌に合わせたイルカの鳴き声と手拍子で一体感のある観客参加型のパフォーマンスを行った。クリスマスソングの「サンタが街にやってくる」や「ひいらぎかざろう」では手拍子も誘った。フィナーレ曲ではイルカが何度もジャンプを繰り広げ、会場全体が大盛り上がりとなり幕を閉じた。
京都市内から子どもと訪れた女性は「生演奏によりクリスマス感を味わえた。子どもも手を叩き楽しんでいた」と話した。【二宮聡子】