ロボットと共生 BKCで実証実験

 びわこ・くさつキャンパスで5月1〜8日、ロボットと人間の共生や協業を目指す実証実験が行われた。実験では、障害物を避けながら荷物を運べる日本初上陸のロボット「Marble(マーブル)」や清掃ロボットなどを導入した。職員や一部の生徒が実際に利用し、使い勝手や問題点を検討した。

 実証実験は、今年3月に不動産会社「三菱地所」との間で締結した「戦略的DX(デジタルトランスフォーメーション)パートナーシップ協定」に基づく取り組み。同キャンパスは人手不足に伴い施設管理にロボットの導入を検討していて、同社から実験用ロボットの貸与を受けた。

 今後、ロボット工学や心理学、法学などの専門家らが技術面だけでなく倫理やプライバシーの観点からも課題を検討し、早期実用化を目指す。【二宮聡子】

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