地域と学生つなぐ縁ねっと 区がボランティアを仲介

 「左京×学生 縁(えん)ねっと(縁ねっと)」は、左京区がボランティアしたい学生とボランティアが欲しい地域を結びつけるプロジェクト。学生と地域の団体の「縁」を結び、学生のアイデアや行動で左京区の活性化を目指して2012年にスタートした。1年間に約15の事業を実施し、18歳以上のすべての学生は参加することが可能。左京区外の立命大や大阪の大学の学生などもボランティアに訪れる。

 主なボランティアは積雪が厳しい同区北部山間地域での雪かきや、葵学区の子育て支援施設「あおいこども食堂」のサポート。また、京都三大奇祭の一つ、鞍馬火祭や大文字の送り火など伝統行事の運営も補助もしている。

 区役所の担当者は縁ねっとの特色について「地域の方とも学生とも関係を密にとっているところだ」と話す。縁ねっとを利用しボランティア学生を募集している地域は、学生の受け入れ担当者を置いている、活動内容の公益性が高いなどの一定の条件を満たしている。また、「ボランティアは課題解決力を養える」とも。「1日だけの単発なので気軽に参加しい」と話した。

 縁ねっとはLINE@やTwitter、左京区ホームページでボランティア情報を公開している。また立命大もボランティアの仲介を行っている。【山岸美音】

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