寺脇拓教授(経済学部)のゼミに所属する立命館大の学生たちが、京都府山城地域のスイーツを提供する62店舗を紹介した「京都やましろスイーツパスポート」を作成した。山城広域振興局と共同で作成したパスポートは、学生が店の紹介文や実食レポートなどの執筆、マップやデザインも手がける。掲載店舗でパスポートを見せると店が設けた特典を受けることができ、有効期間は11月11日から来年の9月30日まで。スイーツが紹介された62店舗や、山城管内の商工会議所・観光協会などで入手可能だ。「京都やましろ観光サイト」からのパスポートのプリントアウトや、携帯電話の画面提示でも特典が利用できる。
昨年度「宇治茶スイーツ店マップ」を配布した結果をもとに、毎年発行すれば年間約1386億円の効果があるとの試算を出した学生ら。同振興局の依頼により、4月から取り組みを始めた。ゼミに所属する学生の有志でつくる「寺脇部屋」の55人は、応募があった62店舗で、取材や写真撮影を行ったという。代表の谷脇真行さん(経済・3年)は「良い社会勉強になった」と振り返った。