【1月号掲載】オビプロ開催 関大から全国へ

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関大生による本の帯プロジェクト(オビプロ)の講評会が12月11日、図書館で開催された。オビプロは「新入生に贈る100冊」の関連企画。

 関大卒業生のブローレンヂ智世さんの著者「ワンピースで世界を変える!」の帯を関大生が書き、最優秀作品は実際に発売される本の帯に掲載され、全国の書店に並ぶ。また参加者全員の計11作品は本が発売される春頃に、紀伊国屋書店梅田本店などでの展示が予定されている。

 参加者は事前のレクチャーで本の帯が読者の関心を引きつけるために重要であることを学んだ。本になる前の原稿を読んだ上で、キャッチコピーと本の紹介文を完成させた。

 コメント(講評会)では創元社の編集者、小野紗也香さんが参加者にインタビューと講評を行い、その後、授賞式が行われた。最優秀賞には大西珠生さん(総情・3年)が選ばれ、涙を流しながら賞状を受け取った。また一般投票第1位は河村有紗さん(社安・2年)、紀伊国屋書店賞は久保まなさん(総情・2年)、関西大学学長賞は畑明日香さん(社会・4年)が選ばれた。

講評を聞く参加者ら(撮影=古川拓磨)

 最優秀賞に選ばれた大西さんは、自分の書いた帯が全国の書店に並ぶことについて、「びっくり。本が好きだということで友達に薦められオビプロに参加したので、いまだに自分の言葉が全国に並ぶことは想像できないけれど、とてもうれしい」と語った。また帯を書く苦労について、「キャッチコピーの候補を友人に見せた時、ピンと来ないと言われた。人の心に刺さる言葉を考えることは難しい」と話した。【古川拓磨】

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