【7月号掲載】令和ゆかりの資料 図書館で特別展示

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 関西大総合図書館で特別展「新元号「令和」ゆかりの資料『万葉集』『文選』『和漢朗詠集』を中心に」が5月12日〜6月30日にかけて開催された。関大生のみならず、多くの卒業生や近隣の住民が訪れた。

 今回の特別展示は、同じく総合図書館にて実施されている本の企画展「平成丨11,070days丨」の関連行事として開催された。改元の機会に、普段は見ることが難しい「令和」に関する資料16点が並べられた。4月1日に「令和」が発表され、その3日後には「広瀬本万葉集」が素早く展示された。この「広瀬本万葉集」は1979年に百貨店の古書展で関西大第26、27代学長の廣瀬捨三が入手し、没後遺族から譲り受けたもので、非仙覚本系としては唯一の全巻揃った写本であるため資料的価値が高い。

担当者の鵜飼香織さんは「資料の説明は先生の協力を得て作成した。(令和に関する)展示だけを見に来た人も多く、展示室に人が溢れることもあった」と話した。    【古川拓磨】  

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