【9・10月号】英語と日本語で伝える落語  ぷりん亭芽りんさん

舞台で落語を披露するぷりん亭芽りんさん(本人提供)

 日本人と留学生などの外国人を前に落語を披露するぷりん亭芽りんこと藤波愛琳(めりん)さん(英文・2年)。英語落語で国を超えて、落語の魅力を伝えている。英語だけではなく、日本語と英語の2か国語を交互に話す。正座になじみのない外国人もいるため、話し始めは不思議な目で見られることもあるが次第に笑ってくれるという。

 英語落語を始めたのは9歳の時。好きな英語で何かしたいと考えていたところ英語落語に出会った。初めは英語だけで落語をしていて日本人に敬遠されることも多かった。落語の大会は日本語の大会しかなく、乗り越える壁は大きかった。2か国語の落語にして日本人にも外国人にも理解しやすく工夫をすることで、乗り越えられたという。落語の内容も登場人物を現代の女子高生に置き換えるなど工夫して、若い世代にも分かりやすくしている。

 ぷりん亭芽りんの名は六代目桂文枝さんに付けてもらった。読みは本名の愛琳にちなみ「芽が出るように」という意味が込められている。ぷりんと芽りんで韻を踏んで覚えてもらいやすいように付けられた。

 普段は鏡に向かって自分の動きを確認したり、落語仲間に見てもらったりして練習している。表現の幅を広げるために英語落語だけでなくさまざまな活動にも挑戦する。8月24日に行われた広瀬杯学生落語選抜大会では4試合を勝ち抜き、優勝した。学生プロレスのレフェリーやリングアナウンサーも務める。「柔軟に他の分野にも挑戦し、日本の笑いを突き詰めるための経験をたくさん積んでいきたい」と話した。【泉田菜花】