【3・4月号】学びの集大成を披露 卒論発表に挑む

ポスター発表を見学する学生たち(提供=大学学長室)

英文学科、総合文化学科の卒業論文発表会が、2月上旬に開催された。形式はポスター発表と口頭発表があり、原則4年生全員が参加。多くの学生が意欲を持って挑んでいる。発表会には聞き手として3年生全員が参加し、1・2年生は自由参加だ。

 英文学科の白井由美子教授は「卒業論文がどのようなものか知っておくことで自分の進みたい分野が見えやすくなり、学びのモチベーションが高くなると思う。1年生のうちから参加することを強く勧める」と話す。

テーマ選びの秘訣は日頃から関心を    

 多くの学生は授業内容から卒業論文のテーマの着想を得るが、自らの趣味や気になることからテーマを決める学生もいるという。例えば、言語学専攻の論文の中にはラップや日本のアニメなどを取り扱ったものがあり、言語学を専攻していない学生にとっても親しみが持てるものだった。英文学科の溝口薫教授は「テーマについてよくリサーチし、考え、創造的で説得力のある解答を導けているかが優秀な卒業論文の条件であり、ひいては大学での学びの充実につながる」と話した。【山岡加奈】