【3・4月号】言葉にできない感動を 舞踊専攻の学生ら 公演

「Soft crush」を踊る4年生と男性ダンサー(提供=本間紗世非常勤講師)

音楽学部舞踊専攻は3月7日、8日に学外公演を開催した。出演したのは主に舞踊専攻の1〜3年生で、卒業公演を終えた4年生も出演した。公演のチケットは一般販売され、多くの人が集まった。

上演されたのは音楽学部の島﨑徹教授(舞踊専攻)が振り付けた「Here we are」、「For James」、「Soft crush」と授業の成果を実演する「Martha Graham(マーサ・グラハム) Tecnique Demonstration:a look into a dancer’s work」の4作品。公演は1・2年生が出演する「Here we are」から始まった。島﨑教授が本学学生のために作った「本学とともに歩んできた作品」で、昨年は上演されなかったが多くの人の「見たい」という声に応えて復活した。最後の「Soft crush」は今回の公演の目玉で、完全オリジナルとして制作され、4年生と男性プロダンサーが出演した。 現代の若者の柔らかな恋がテーマの作品だ。

 音楽学部は年間を通して多くの学内外公演をしている。島﨑教授は「どんな理由でも、舞踊に興味があればいつでも気軽に見学に来てほしい。踊りは言葉にできないことを表現することができるので、ぜひ直接体感してもらいたい」と話した。舞踊専攻の学内公演は、主にエミリー・ブラウン記念館地下2階で行われている。【山岡加奈】