大阪大は、国立大学で初めて完全子会社のベンチャーキャピタル(以下、VC)「大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社」を昨年の12月22日に設立した。
代表取締役には大阪外国語大(現外国語学部)出身で伊藤忠先端技術戦略研究所の所長を務めた松見芳男氏を起用。さらにVCでの長期間の職務経験を持った人材を配置した。
阪大が得意とする生命科学や環境エネルギーの分野を重点的に、民間のVCではリスクが大きく投資の難しい事業に、大学の子会社という利点を生かし先んじて投資する。民間のVCと競争するのではなく、早い段階から民間と協調して投資を行う。
投資の回収にあたっては、商社や金融で働いた経験のある社員のコネクションを利用して、株式公開以外にも国内外企業とのM&Aなどを並行して進める計画だという。
今後は、文部科学省および経済産業省からファンドとしての計画認定および阪大からファンドに出資する金額の認可を得次第、投資事業を開始する予定だ。