大阪大とガンバ大阪は5月20日に吹田キャンパスの銀杏会館でフレンドシップ協定を締結した。吹田市と豊中市をホームタウンの1つに指定しているガンバ大阪との今回の協定は、「地域に生き世界に伸びる」をモットーにしている阪大の地域社会貢献の1つだ。

 協力内容は、ガンバ大阪のトップチームの選手による阪大病院の病棟への慰問や阪大での講義。また、基礎工学部によるスマートフォンなどを用いた新スタジアムでの通信環境の実証実験も検討している。協定に基づき、ガンバ大阪を通じて、阪大の教員が地域のスポーツ関係者に学問的な観点から指導や助言をすることも予定されている。

 調印式で挨拶した平野俊夫総長は「スポーツと学問、分野は違っても一緒になって大阪から世界を目指していきたい」と語った。