大阪大は4月1日から、学生寮と教職員宿舎の複合施設「グローバルビレッジ 津雲台」(大阪府吹田市)に入寮する日本人学生を募集する。募集定員は65人。 グローバルビレッジは、学生寮と教職員宿舎の老朽化や、留学生宿舎の不足に対 応するために計画された。優秀な外国人留学生、教職員の獲得を狙うとともに、 学生同士の国籍を超えた交流を促す。 

グローバルビレッジ津雲台の定員は留学生と日本人学生合わせて300人。箕面新キャンパスでは学生寮のみのグローバルビレッジ箕面船場が供用される。

グローバルビレッジ津雲台と従来の学生寮の大きな違いの一つは、ルームシェアの導入だ。留学生と日本人学生が日常的に交流することを想定し、リビングやキッチンを共用とする。部屋に家具や家電が準備されており、大がかりな引っ越しは必要ない。英語、日本語を話せるスタッフが常駐し、寮生の生活を支える。

異文化交流の促進も特徴の一つ。寮内では「異文化理解プログラム」などの教育プログラムを開講する。ビレッジ全体の交流を深めるためのイベントも企画している。

グローバルビレッジ津雲台は2020年10月に、箕面船場は21年4月に供用開始予定。応募方法などは阪大グローバルビレッジのウェブサイトに記載されている。【塩澤広大】