
大阪大が「#100日後に入学するワニ(博士)」とハッシュタグ(#)を付け、公式の会員制交流サイト(SNS)に投稿した1コマ漫画が反響を呼んでいる。公式マスコットキャラクターのワニ博士が一般入試(前期日程)前日、緊張した面持ちで会場の下見に行ったり、当日に試験問題を解いたりする姿が1コマ漫画で描かれている。入学まで24日となる3月9日の合格発表日にはパソコンで合格を確認し、興奮するワニ博士のイラストが投稿された。
「#100日後に入学するワニ(博士)」の投稿は阪大の広報の一端を担うクリエイティブユニットが企画し、イラストを制作している。SNSで話題になった、ワニをモデルにした4コマ漫画から着想を得た。ワニ博士が学部生として入学する前のストーリーという位置付けだ。
阪大はワニ博士をメインに受験生や保護者などへの広報活動を展開していて、手段の一つとしてSNSの活用方法を模索していた。ワニがテーマの4コマ漫画が話題になったことを受け「このビッグウェーブに乗るしかないという感じで始めた」という広報課担当者。ワニ博士の1コマ漫画の投稿に対する反響に手応えを感じている。
ワニ博士は、豊中キャンパスの工事現場で発見された約45万年前のワニの化石をもとに登場したキャラクター。阪大で取得可能な全ての博士号を持っている。阪大主催の学内外のイベントに登場する他、ワニ博士をモチーフにした阪大グッズもある。【田中穂乃香】