授業評価サイト「クリティカー」が12月25日、公開から3週間で3万アクセスを達成した。
クリティカーは教授や授業に対する口コミサイトで、インド人留学生のサヒル・ドイヴェーディーさん(工・2年)が12月に創設した。利用者からの匿名評価を、学生は履修登録の参考にし、教授はフィードバックとして今後の講義に生かす。学生と教授の架け橋となることを目指す。
授業評価の紙媒体では、毎年発行の講義情報誌「クロバス」が知られている。今回、ドイヴェーディーさんがウェブ版のクロバスとも言えるクリティカーを作ったことで学生の間で話題になり、無料で利用でき、情報がそろっていることから好評を得た。「みんなからのコメントを期待する」とドイヴェーディーさんはさらなる活用を呼び掛ける。
ドイヴェーディーさんは学生が講義内容を事前に把握できていないと感じ、サイトを創設した。サイトの制作には毎日8時間ほど費やして2カ月かかった。「大変だったが、誰かを助けるという熱意で続けられた」と語った。【劉馨蔚】