「おはこ文化祭」が12月1日、石橋商店街(池田市)で開かれた。大阪大の学生団体「石橋×阪大」と商店街が毎年主催している。商店街のメインストリートや店前に露店が並び、休日の商店街は大いににぎわった。物販に加えワークショップやプラネタリウム、落語、音楽演奏やダンス、書道パフォーマンスなど多様な企画が行われた。

 おはこ文化祭は2019年で6回目。「石橋×阪大」が商店街に提案したことがきっかけで始まった。商店街の多くの店や阪大のサークルに加え、今回は一般企業や近隣の高校も初めて参加し、規模も過去最大となった。商店街内のパン店「タローパン」店主の堤洋一さんは商店街の全店が乗り気なわけではないと前置きした上で「今年は参加者もお客さんも多く、これならやる価値はあると思えた」と話す。

 「石橋×阪大」の宮本凌介さん(外・3年)は、主催側としてさまざまな年代の人と関わる中で「そんなこともありなのか」と新たな発見を楽しんだという。「おはこ文化祭を通して商店街の中の新しい場所やものと出会ってほしい」と語った。【田中夏生】