学内連絡バス、通称「再履バス」をこよなく愛する団体がある。夏目琢磨さん(外・3年)が代表を務める再履バス同好会は、再履バスの乗車人数や運行情報を会員制交流サイト(SNS)で発信している他、再履バスの歴史を調べたり、利用者マナーやバス停付近の安全性向上のための取り組みを検討したりしている。乗車人数の記録は、阪急バス、大阪大の担当者と話し合ってより良いダイヤを作ることにもつながっている。また、マイハンダイアプリを通じて運行情報を発信するための取り組みも進める。現在は手作業でしている運行情報の発信を自動化し、より正確な情報提供を目指す。

 再履バス同好会は2017年に1年生だった夏目さんが発足させた。もともとバス全般に興味があったことから、再履バスに携わろうと活動を始めたという。発足時の会員は夏目さん一人。18年に1人、19年には4人が加わり、現在6人と卒業生2人で活動する。

 本来通学利用が禁止されているとはいえ、各キャンパスを行き来する多くの学生が利用する再履バス。混雑しているイメージが強いが「混雑している便がある一方、すいている便もある。うまくダイヤを工夫できればより使いやすくなる」と夏目さんは分析する。再履バスの将来についても語り「財政面を考えると、阪大としては今のまま運行を続けるのは厳しいようだ」と今後通学利用の取り締まりを強化し、バスの本数が減る可能性も示唆した。

 21年には箕面キャンパスが移転し、駅が近くにないためバスで通学する学生が増えることが予想される。再履バスについてもルートは決まっているとの情報はあるが詳細は未定だという。「今は僕らだけが一学生として意見を言っているが、より多くの学生にさまざまな問題があること自体を知ってもらい、議論に参加できるようにするべきだ」と語った。【児玉七海】