大阪大生協は2018年12月、従業員の更衣時間の扱いに関する就業規則を見直した。規則の改定前は慣例で更衣時間を就業時間に含まず、就業規則に更衣時間についての記述はなかった。改定後の規則には更衣時間を就業時間に含めることを明記している。

 慣例に疑問を持った元従業員が18年10月に「更衣時間を就業時間に含むべき」と指摘したことが今回の改定につながった。

 元従業員は阪大を卒業後、17年5月から食堂でパート従業員として勤務。食堂の従業員は勤務前に指定された服装に着替えた後、少し離れた場所でタイムカードを押す流れだったという。更衣を先にするよう指示する掲示もあった。担当者によると、現在はタイムカードを押してから更衣を始めるよう周知しており、タイムカードを押す位置を変えるなどの工夫もしている。

 18年12月には、元従業員が更衣時間分の賃金が未払いだとして、書面で賃金を請求した。阪大生協は請求通りの金額を支払っている。同様の請求は他に1人の従業員からあったという。阪大生協は、申し出があれば個別に請求額を支払うとしている。

【児玉七海】