全学教育講義棟のトイレのコミュニティスペース(提供=大阪大施設課)

 大阪大は豊中キャンパス全学教育講義B棟1階の女子トイレを大幅に改装し、4月に完成記念式典を開いた。老朽化が進んでいた同講義棟のトイレ空間の一新に加え、化粧直しの部屋「パウダールーム」を新設。改装にはパナソニックの協力を得た。

   2018年度に開講された「女性リーダーとの対話」の受講者と大阪大学トイレ研究会の会員の合わせて4人の学生の意見が反映された。設備の改装に際して学生の意見を取り入れたのは初めてだという。学生からは壁紙に木目調やピンク色を取り入れる、荷物掛け用のフックを低い位置に設置し身長が低い人も荷物を掛けやすいようにする、着替え用の個室を設けるといった発想があがり、実現された。またこれまでほとんど和式だった便器を全てパナソニックの洋式便器「アラウーノSⅡ」に変更したことやパウダールームに休憩用のソファを置いたこと、座って化粧ができるよう椅子付きのパウダーコーナーを設けたことも大きな特徴だ。

 改装案の考案に携わった大阪大学トイレ研究会の会長、巖西純哉さん(経・4年)は「想像以上に自分たちの意見が反映されていて感慨深かった。清潔で快適なトイレ空間の維持には、清掃のほか利用者側のモラルも重要」と思いを語った。

   トイレ改装は、阪大創立90周年と大阪外国語大創立100周年を記念する事業の一環。施設課の担当者は「今回の取り組みがきっかけになり、女子学生が増えれば」と話し、今後もトイレ環境の改善を図っていくとした。

【田中穂乃香】

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学生の声を反映したパウダールーム(提供=大阪大施設課)