法話するアンドロイド観音「マインダー」(撮影=田中穂乃香)

 基礎工学研究科石黒研究室の小川浩平特任講師(知能ロボット学)らが共同研究として携わったアンドロイド観音「マインダー」が高台寺(京都市東山区)で公開されている。訪れた人々に向けて30分間、仏教の経典「般若心経」を解説する。

 石黒研究室と親交があった高台寺の後藤典生(てんしょう)執事長の「理解が難しい仏教の教えを分かりやすく伝えたい」という思いを受け、2017年末に開発を開始。マインダーはプログラミングされた内容を話すだけでなく、体の向きを変えたり腕を動かしたりして、聞き手に語り掛けるように法話を披露。同研究室の谷口大さん(基礎工・4年)らが協力して作成したプロジェクションマッピングの映像と連動して対話形式で法話する。

 小川講師は「今まで誰も作ったことのなかったものを作るのは大変だった。仮説を積み重ね、試行錯誤して完成に至った」と振り返った。今後は法話を聞いた人から集めた感想をもとにロボット研究を発展させていく予定だ。

 マインダーの公開は5月6日まで。

【田中穂乃香】