大学食堂のメニュー、「オクラ巣ごもり玉子」や「ほうれん草巣ごもり玉子」の魅力を発信する「阪大巣ごもりたまご同好会」。2018年5月からツイッターで巣ごもり玉子の写真などを掲載し続けている大学非公認団体だ。「巣ごもり玉子を多くの人に愛してほしい」という思いで大迫祐月(ゆづき)さん(法・1年)が1人で活動している。

 大迫さんが巣ごもり玉子に興味を持ったのは、高校時代だった。大学生の先輩から巣ごもり玉子の存在を聞いていたが、入学後初めて食べ、ネバネバとトロトロの中間のような食感やタレとの絶妙なバランス、他のメニューとの組み合わせの良さに感動したという。友人も大迫さんの薦めで巣ごもり玉子を好きになってくれたそうで「布教活動」に手応えを感じている。

 巣ごもり玉子の魅力は、おいしさだけでなく手軽さや栄養価の高さ、かわいらしい名前や見た目だと話す大迫さん。今後も継続して巣ごもり玉子の魅力を発信していく予定だ。「巣ごもり玉子の魅力を発信したことがきっかけで学内外の巣ごもり玉子愛好家たちに出会うことができた。巣ごもり玉子を通して人間関係の輪が広がったことが喜びになり、1人でも活動を続けることができている」と笑顔で話した。

【田中穂乃香】