「まちかねっ!」の画面

 大学公式のマイハンダイアプリの配信が、2018年秋に始まった。学生はスマートフォンからログイン手順を踏むことなく、時間割や休講情報、掲示板を閲覧できる。


 10月にiOS版がリリースされ、続けて11月にAndroid版の配信が始まった。19年1月7日までに5351人が利用している。 以前からポータルサイト「マイハンダイ」と学務情報システム「KOAN」で閲覧できる情報の一部に加え、大阪大ウェブサイト内の学内連絡バス時刻表やキャンパスマップも表示される。


 閲覧できるのは既存のコンテンツだけではない。阪大に関するさまざまな情報を掲載する「まちかねっ!」では、ウェブサイトでも見ることができるブックコレクションなどの他に、阪大公式マスコットキャラクター「ワニ博士」の記事などアプリでしか読めないコンテンツが楽しめる。


 以前配信され好評だったKOANアプリが17年3月のシステム改修で利用できなくなった後、ユーザーの学生からスマホから手軽に掲示板や時間割を確認できなくなったと残念がる声が上がっていた。学生にマイハンダイやKOANをより快適に使ってもらおうと、17年秋から広報企画本部が主体となり新たなアプリ開発の計画が始まった。


 掲示板や「まちかねっ!」などのタブはそれぞれ必要に応じて非表示にでき、自分だけの表示にカスタマイズ可能。広報企画本部の担当者は「本当の意味で『マイハンダイ』を実現できる」とした。今後は「(アプリを)ちょっとずつ良くして、成長させていきたい」と話した。


 iOS版のインストールはマイハンダイのウェブサイト、Android版はGooglePlayストアから。

【山本秀明】