
大阪大トイレ研究会は、全学教育講義B棟側ピロティで企画を行った。会誌販売や便器の展示などがあり、特異な発想が光った。特に人目を引いた便器の展示について代表の巖西(いわにし)純哉さん(経・3年)は、「(野外の便器に座ることで)トイレのない地域に住む人たちの気持ちを体験してもらおうと思った」と語る。来場者に対して発展途上国のトイレ事情の説明もした。
同研究会は当初巖西さんが1人で発足させたが、現在は会員を増やし阪大のトイレの設備改善を掲げて活動する。今後はクラウドファンディングで学内に新しい便器を寄付するなど、学生を巻き込んだ活動を考えているという。
【児玉七海、写真は武田寛明】