大阪大は2016年7月から、留学生危機管理サービス(OSSMA)の導入を開始した。このサービスは海外へ留学する学生を対象とした支援システムで、登録(有料)を行うことで渡航中のトラブルへの相談をはじめ、病気やけがに対する、医療機関への手配などの支援を受けられる。留学前の相談も受け付けている。

 東京大や神戸大など、すでにOSSMAを本格的に利用している大学は多い。阪大では15年度に未来戦略機構で導入が行われたのち、今年の全学利用に踏み切った。

 海外留学をする学生のほとんどがOSSMAに加入していて、利用状況は好調だ。しかし、現時点では加入対象となる学生にのみ詳細な案内をしているため、全学での周知には至っていない。阪大の公式ウェブサイトで紹介ページを設けるなどして認知度の向上を図る。