大阪大生協は現在、運営する学内の購買・食堂での支払い時に組合証カードの提示を求めている。7月1日導入予定の、組合員証カードの提示がない場合に支払金額を組合員価格におおむね5%上乗せする「来訪者価格」に向けた取り組みだ。豊中、吹田、箕面の各キャンパスで同時に導入される予定。6・7月の2カ月間を「生協加入促進月間」とし、ポスターの掲示、支払い時の声掛けなどで加入を呼び掛けている。
大学生協は組合員が生協加入時に出資する出資金を基盤として活動している。組合員と、出資していない非組合員の間で価格に差がないのは適当ではないという判断が今回の来訪者価格導入の理由だ。阪大生協の関戸雅弘さんは「告知段階の現在、生協加入数は増えているものの、実施後の反発は大きいのでは」と見通しを口にした。