◎明道館でボヤ 原因は不明
明道館1階の写真部と鉄道研究会の共同部室で6月8日の午前3時半ごろに出火した模様。軽音サークルの学生らが同部 室から煙が出ているのを発見した。消火器6台で消火を試みたが鎮火できず、通報を受けた消防が鎮火した。この火災によって鉄道研究会のソファーなど約15 平方メートルが燃えた。当時、同部室には人はおらず、ドアに施錠はしていなかった。けが人はおらず、原因は調査中だという(6月30日現在)。

写真部副部長の男子学生(基・3)は「全部すす、水で駄目になった。ボヤっていう連絡だったからちょっと大きな火が出ただけかなと思った。来てみたら ちょっとびっくりした」と話した。写真部は本や現像液を入れる冷蔵庫が放水によって壊れたほか、卒業生が撮った写真が煙の熱で溶けた。この学生は「もう2 度と戻ってこない」と悔やんでいた。

この火災を受け、学生部は6月11日に全公認団体の代表者を集め、共通教育棟のC202で緊急連絡会を開い た。学生部は部室内の整理整頓、コンセントに埃がたまることによって発火するトラッキング現象への注意を呼びかけた。また明道館の管理について7月末まで に学生間で意見をまとめるよう求めた。明道館は規則上、明道館の学生委員会が管理することになっている。しかし現在、委員は一人もおらず、機能していな い。学生部は、明道館の管理を学生が行うのか、大学が行うのか、学生に選択を求めた。連絡会後、澤田さんは「タコ足配線はあったが、埃はなかった。管理は 問題なかった」とトラッキング現象による出火の可能性を否定した。

◎明道館で2度目の不審火
火災から2週間後、明道館で2度目の火災が 起きた。6月22日午前2時15分ごろ、明道館1階の自動車部とサイクリング部の共同部室から煙が出ているのをワンダーフォーゲル部の学生が発見。警備員 と学生が消火活動にあたった。通報を受けた消防がかけつけ、午前2時半ごろ鎮火した。約3平方メートルを焼き、けが人はいなかった。当時、ドアは施錠され ていなかった。

学生部の多田貞夫さんは「放火の疑いがある。私たちは学生の過失はないと思う。学生の行動は大したもの。賞賛に値する」と話した。多田さんによると3回目の火災を注意するとともに、明道館の管理をどうするか決めることが大事だという。

2度目の火災を受け、6月24日に学生部は明道館に部室をもつ団体の代表者を集め、再び緊急連絡会を開いた。学生部は部室の施錠状況を把握するためアン ケートを実施。また不審者への注意を呼びかけ、明道館に監視カメラを設置することを示唆した。明道館の管理についても再度言及した。

◎明道館管理は学生か、大学か
多田さんによると現在24時間利用可能な明道館を大学が管理すると、学生は24時間の利用ができなくなるという。学生が管理する場合でも「(大学が)ノータッチはない。学生自治は認めるけど限界はある。口出しはせなあかん」と多田さんは話す。

明道館に部室をもつ大学祭中央実行委員会の委員長・金一銘さんは明道館の管理に関して「(管理するのは)絶対学生。24時間使えなかったら困るところがあ る」と話した。また「学生がいなかったら(火災は)見つかってない。全焼していた」と24時間学生がいる利点を指摘した。学生側の意見は7月末までに大学 に提出される。

明道館の管理をどちらが行うとしても火災で損をするのは学生。大学は誰でも入れる空間だけに明道館に限らず、すべての学生が火災に対する注意を喚起する必要があるだろう。

※2012年6月13日、記事に一部変更を加えました。