同志社女子大はベンチャー企業のGMC(奈良県御所市)と連携し、生活習慣病を防ぐ健康食品を開発した。ネット通販大手アマゾンのほか、今後は大手スーパーマーケットと薬局でも販売される。
商品は血糖値対策の「グルコゼリー」と睡眠改善が目的の飲料「睡蓮」、高血圧対策のゼリー「サムデトン」の3種類。水なしで服用でき、日々の生活への取り入れるのも簡単だ。
開発したGMCの早川恵さんは薬学部・阿南節子特任教授研究室の研修生。薬剤師の資格も持つ。阿南特任教授にアドバイスをもらいながら、開発を進めた。早川さんは20代の頃、遺伝性の糖尿病を患った。薬の副作用に苦しんだ体験から「副作用で苦しんだ自分と同じ思いや経験をしてほしくない」と開発を決めた。
商品開発には薬剤師のスキルを生かし、①副作用がない②効果を実感できる③美味しく食べやすく生活に取り入れやすい−−の3点にこだわった。価格はすべてオープン価格。 【山中秀祐】