社協や大学と災害支援協力へ 

 京都市内の大学と京都市社会福祉協議会(京都市社協)は、ひと・まち交流館(京都市下京区)で1016日、「災害ボランティアに係るパートナーシップ宣言」を表明した。災害ボランティアに特化した協力体制の構築と人材の育成を目指す。参加したのは同志社大を含めた立命館大・龍谷大・京都産業大・佛教大の5大学だ。

 きっかけは4月の熊本地震。災害時にボランティア活動を円滑に進める組織、災害ボランティアセンターの運営で多くの学生が活躍した。

 宣言では主に、日頃から災害に関する研修を実施すること、災害発生時に京都市の災害ボランティアセンターの設置・運営や被災地へのボランティアリーダーの送り出しなどの協力が決定。さらに、大学間の連携により情報交換や学生の相互支援が活発になるという。同志社大も4月に「ボランティア支援室」を開設し、他大学のボランティアセンターや京都市社協との連携が可能になった。

 ボランティア支援室によると、熊本地震の際も多くの学生が支援に駆け付けたという。今後は学生が多くのボランティア活動に参加し、活躍することが期待される。                               【馬場達也】

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