今出川、室町、新町の三つのキャンパスで5月31日に自転車の一斉撤去が行われた。主に入構許可シールが貼られていない自転車と2週間以上放置された自転車が、室町駐輪場に移された。
撤去された自転車は、三つのキャンパスを合わせ393台。特に、入構許可シールが貼られていない自転車が289台と全体の約74%を占めた。以前から月2回ほど、放置自転車の確認作業は行われていたが、今回ほど大規模な撤去作業が行われたのは初めてだ。撤去された場合は室町駐輪場に行き、守衛の詰め所に問い合わせることで自転車を受け取ることができる。
以前から自転車の無料点検会や大学ホームページなどで、運転マナー講習会の受講や入構許可シールの受け取りを呼び掛けているが、いまだに多くの自転車が撤去の対象になっている。学生支援課の今津祐亮さんは「放置やシールなしの自転車が多い状況だが、駐輪場がより利用しやすくなるよう環境を整えていきたい」と話した。 【馬場達也】