ボランティア支援室開設——学生の「思い」を「形」へ

 ボランティア支援室が、今年4月に室町キャンパスの寒梅館、京田辺キャンパスの多目的ホールに設置された。同室の職員、ボランティア支援委員会の教授、学生支援スタッフARCOの3本柱で運営。職員だけでなく、教授や学生と連携を図ることで、ボランティアに興味のある学生を手厚くサポートしている。

 同室コーディネーターの澤村隆太さんは「ボランティアに興味はあるが、何をしたらいいか分からないという学生も多いようだ」。同室ではボランティアを募集している90以上の外部団体を学生に紹介している。澤村さんは「学生の『思い』を『形』に変えるサポートができれば」と活動への思いを語った。設立して間もないため、学内での知名度をどのように上げていくかというのが当面の課題だ。

 同室は同志社大のボランティアサークル間の情報交換を支援している同志社ボランティアネットワーク(V-NET)の設立にも携わった。V-NETには今出川6団体、京田辺7団体のボランティアサークルが所属。各団体ごとに、国際協力や地域貢献などさまざまな活動を行っているため、学生には幅広いボランティアの紹介ができる。

 7月2日の午後1時には開設記念シンポジウムが行われる。場所は今出川キャンパス良心館地下2教室。支援室開設によって学生にどんな影響を与えるかについて語られる。また、ARCOやV-NETによる活動事例報告も行われる予定だ。                               【湊卓也】

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