命の尊さ身に染み1年 両校地でJR脱線・バス事故追悼礼拝

 
 犠牲となった学生が通学していた京田辺キャンパスでは、教職員や学生など450人が参加。参加者による賛美歌、祈りが捧げられ、犠牲者の冥福を祈った。

 奨励を行った八田英二学長は、「亡くなった学生は、残された学生に命のかけがえのなさを気づいてほしいと願っている」とし、「どのような人生を生きるべきか、歩むべきかを考えてほしい」と参列した学生にメッセージを送った。

 夕方からは今出川キャンパスの同志社礼拝堂でも追悼式典が行われ、学生など約200人が参列した。

 賛美歌の斉唱と聖書の朗読の後、越川弘英・キリスト教文化センター助教授は両事故で亡くなった5人の名前を読み上げ、「同志社の多くの人々が心と体に傷を受けた。学校に復帰しながらも苦しみを引きずる人々も多くいる。その現実を受け止め、これらの人々を支えられるようにしてください」と学生たちに語りかけた。

 「天の故郷を求めて」と題したメッセージを、同志社女大宗教部長の近藤十郎さんが自らの日記を引用して語った。日が経つに連れ増え続ける死傷者、同志社生の被害状況を書き連ね、「悲惨」の一言で終えた。

 「悲しみを忘却することが悲しみを癒す最大の道具というが、悲しみは忘れられるのか、できない。しかし自身の今を見つめることは不可能ではない」と苦しい状況で見いだす希望を話し、「若い魂の平安を祈るとともに、自身がなぜこの世に生かされているのか考えてほしい」と命の大切さを説いた。
 

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