【新着記事】行事の中止 相次ぎ発表 新型コロナ感染拡大受け

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都大は大学院学位授与式や卒業式、入学式を中止すると発表した。さらに、2月下旬から4月上旬にかけて京大が主催するシンポジウムや講演会などの多くが中止や延期を余儀なくされている。

 京大は2月26日に、3月10日に予定されていた一般入試(前期日程)の合格発表について、学内掲示場での掲示を取りやめ、入試情報ウェブサイトのみに掲載することを明らかにした。10日には、24日に予定していた法学部特色入試(後期日程)の合格発表についても、前期日程と同様に掲示を取りやめてウェブサイトのみに掲載することを公表。

 同じく3月10日には、23日の大学院学位授与式と24日の卒業式、そして4月7日の入学式を中止すると表明した。それぞれの式が予定されていた日には、山極壽一(やまぎわ・じゅいち)総長の祝辞をウェブサイト上で動画配信する。また各学部・研究科の関連行事については、実施の有無や詳細をウェブサイト上で公表した。

 京大環境安全保健機構は、新入生は4月2~6日、在校生は8~16日などに行うとしていた健康診断について、会場で実施せずウェブ問診のみ行うとした。ウェブ問診の入力期間は、新入生は3月13~30日、在校生は4月2~17日。新入生の胸部X線撮影については後日、実施可能となった場合に改めて案内する予定。健康診断の会場へ向かう新入生に課外活動団体がチラシを配る恒例の「ビラロード」は、今回の措置で見られなくなる。

【大林嵩幸】

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