【新着記事】未来電子インターン 学生が自発的に活動
関西を中心に、企業課題を解決するコンテンツの開発や学生のインターンの支援などを手掛ける未来電子テクノロジー(大阪市西区)には、京都大生10人を含めて関西の大学生約100人がインターン生として所属している。
未来電子テクノロジーは、企業のウェブサイト作りを支援するウェブマーケティング事業や、企業とインターン生のミスマッチを防ぐためインターンのノウハウを企業に伝えるHR(人事)事業を展開している。インターン生は同サービスの運営や開発に携わる。企業分析や業務改善に関わるマーケティング、ウェブサイトやウェブアプリケーションの制作の基礎になるプログラミング、ウェブサイトや広告のデザインなどの仕事を、学びながら自主的に進めることができる。広告の運用やキャリアイベントの開催などをする広報や、インターン生の採用・サポートをする人事の仕事も担う。学生を対象に、就職活動に向けてすべきことや将来に役立つ思考法を教えるセミナーも開講している。
学生が主体となって活動しているのが未来電子のインターンの特徴。関心を持った企業に対し、自発的に連絡を取って事業の依頼を受けている。ウェブマーケティングの部門では、ウェブサイトの記事執筆の代行や、検索の際にサイトが目立つ場所に表示されやすくする業務を引き受けている。月ごとの成果に応じて最優秀インターン生を決める制度があり、学生が意欲的に活動する動機づけにもなっている。
未来電子のインターン生には1、2年生も多い。一般的には就職活動のためにインターンをする学生が多いが、未来電子のインターンでは学生が主体的にビジネスに取り組み、将来に役立つスキルの向上を目指す。
PRチームに所属するインターン生の山田健斗さん(経済・4年)は「学生のうちからビジネスを体験することで、問題解決能力や生産者としての意識が身に付く。社会に出るときには大きな力になる」と話した。
【大林嵩幸】
【おことわり】この記事の情報は3月25日時点のものです。この記事では学生の学年を、3月までの学年で表記しています。