【3・4月号掲載】山西が学生新 日本選手権20㌔競歩

17年8月のユニバーシアードで優勝した山西(本人提供)

 陸上の日本選手権20㌔競歩が2月18日、神戸市の六甲アイランド甲南大周辺コースで行われ、山西利和(工・4年)が日本学生記録を更新する1時間17分41秒で2位に入った。山西は、「学生新は眼中になかった。レース後に記者から声を掛けられて知った」と言いつつも「京大で4年間競歩に打ち込んだ自分へのご褒美かな」と笑顔を見せた。

 2017年8月に台湾で行われたユニバーシアードで優勝するなど、輝かしい成績を残した京都大時代。それでも山西は「100点満点で10〜20点くらい」と話す。17年の世界選手権の選考レースでは、十分に出場を狙える位置にいながら後半に失速。代表入りを逃した。「見えてはいるけれど到達しなかった」と悔しさをにじませる。

 春からは愛知製鋼に進み、競歩に打ち込む。「20年の東京五輪で金メダル」。大きな夢に向かってまた一歩踏み出す。
【西崎啓太朗】

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