京大入試、時計使用禁止に

 京都大は入学試験の際、時計の使用を禁止すると発表した。通信機能や計算機能などの付いた腕時計型の端末が普及する中で、入試における不正防止や公平性を考慮したためだ。

 2011年には京大入試で、投稿型質問サイト「ヤフー知恵袋」を使ったカンニングが発覚。受験者が入試問題の解答を求める投稿を試験中に行い、大きな問題となった。入試企画課の担当者は「カンニング2度目はなしだろうということで。同じことをされたら信頼が失墜する」と語る。
 2月の入試(2次試験)から全面的に時計の使用禁止を実施。腕時計だけでなく、置時計やスマートウォッチなども使用禁止になり、全試験室に電波時計を設置する。試験会場が地下の場合など、電波が届かず表示される時間にずれが生じる可能性があるため、屋上に受信機を設置。各階にも中継機を置き、そこから各教室の時計に電波を送るという。

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